東海労働金庫ディスクロージャー2024 CSR編
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●各店・各部署の自律管理を基本としていますが、本部所管部署が実態のモニタリングと改善活動を実施することで、リスクの極小化を図っています。また、事務事故や苦情・トラブル事例を収集し、再発防止を図っています。●東海ろうきんはじめ全国のろうきんのオンラインシステムを運用・管理している労働金庫総合事務センターでは、十分な地震対策を施すとともに、仮に大規模災害等により機能が停止した場合であっても、金庫業務を継続できるようバックアップセンターを構築する等、万が一に備え、十分な安全対策を実施しています。●東海ろうきんでは、トラブル発生に備えて緊急時対応計画(コンティンジェンシープラン)を定めるとともに、セキュリティポリシーに基づき、情報資産の適切な利用と保護のために安全対策を実施しています。●高度化・巧妙化しているサイバー攻撃に対しても、攻撃発生に備えた対策の維持向上を図るとともに、被害の防止・低減と迅速な対応を行うためのCSIRT態勢を、ろうきん業態全体で構築しています。- 29 -●「プライバシーポリシー」はじめ、各種規程等を整備し、組織的、人的、物理的安全処置で厳格な管理を行っています。●適切に人事管理や人事運営を行い、教育・研修や職場指導等を充実させることによって、回避・削減を行っています。●動産・不動産の現状を定期的に把握し、結果に基づき防災・防犯対策等を実施し、リスク顕在化抑制に努めています。●担当部署によるリーガルチェック、および顧問弁護士等の外部専門家の助力を得て迅速かつ的確な対応を図っています。●職員のコンプライアンス逸脱に起因する不適切行為についてもリーガルリスクの類型として一体的に管理しています。安心してご利用いただくために●信用リスク全体は、可能な限り保守的な手法でリスク量を計測し、適切であることをモニタリングしています。メージの極小化を図ることとしています。SNSでの急速な拡散が経験のない脅威となっています。■市場リスク管理●VaRとよばれる手法で、有価証券は日次、預貸金は月次でリスク量を計測し、適切であることをモニタリングしています。■流動性リスク管理●預金量に対して速やかに換金できる資産の保有額に基準を定め、価額(時価があるものは時価ベース)を日次で把握し、日々の資金動向を注視するとともに、万が一の際に迅速な資金確保ができるよう管理しています。併せて、緊急の資金調達手段も確保しています。■風評リスク管理●風評リスクが懸念される際は、対策本部を設置して、情報収集と先手を打って適切な対応を行うことにより経営に与えるダ■オペレーショナルリスク■緊急事態発生時の対応●東海ろうきんでは、「危機管理要綱」を定め、地震等の自然災害や大規模システム障害等、不測の緊急事態の発生に対して、統一的な危機管理対応ができる態勢を整備しています。具体的には、お客さまの安全確保を最優先するため、緊急事態発生時における職員の行動基準と対応策を定めると同時に、人的・物的被害の軽減により、業務継続の確保に努めることとしています。事務リスクシステムリスク情報資産リスク人的リスク有形資産リスクリーガルリスク各種リスク管理の取組■信用リスク管理●厳格な与信審査(営業推進部門の影響を受けない)、債権への付保証、投資適格に関する規程、資産査定の実施とその結果に基づく適切な償却・引当により、健全な債権管理を重視しています。一方、リスクアペタイトを設定し、経営体力の範囲内で融資の申込に積極的に応えています。

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