東海労働金庫ディスクロージャー2024 CSR編
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●年金相談会の実施●「振り込め詐欺」などの金融特殊詐欺撲滅に向けた取組の強化●預金等のセキュリティー向上への取組と対応(1)盗難・偽造キャッシュカードによる不正払戻被害防止への取組●あいチョイス組合員向けセミナー2023年度は、社会人になる前に必要な金融基礎教育を学ぶことを目的として、大学進学や就職などを控えた高校生を対象に消費生活や基本的な金融の知識についての消費生活セミナーを実施しました。今後も地域の学校等と連携し、継続した取組を進めてまいります。年金相談会では「年金はいつから、いくらもらえるの?」「手続きの方法は?」「年金請求書はどのように記入すればいいの?」「年金請求書に添付する書類は何を準備すればいいの?」等、年金に関する疑問にお答えしております。また、ご依頼により事前に加入歴や年金額の調査をして相談会時にご案内しています。お客さま一人ひとりに、より適切で丁寧なご案内ができるよう運営を行っております。(なお、2023年度は年金相談会を122回実施しました。)近年の特殊詐欺は多様化してきており、金融機関が担う犯罪未然防止への責務はますます重要となっています。東海ろうきんでは、口座売買の防止やお客さまが被害に遭わないための注意を促すチラシやポスター、ステッカーをATMコーナーに掲示し、職員による注意の呼びかけ等を行うとともに、「自己宛小切手(ご高齢者は発行手数料免除)」のご利用をお勧めしております。さらに、振り込め詐欺対策として、ATMコーナー(一部企業内ATMを除く)内で、お客さまが携帯電話で通話をしながらATMを使用されると、音声や光で注意の呼びかけを行う「携帯電話感受装置」を設置のほか、70歳以上かつ、一定条件に該当するお客さまのATMでのお引出しおよびお振込を一部制限させていただいております。「キャッシュカード詐欺」「振り込め詐欺」等を撲滅するために、新たな各種広告や店頭備付けの備品等ツールを活用し、注意喚起を強化しています。※東海ろうきんでは、被害者救済を主旨とする振り込め詐欺救済法(正式名称「犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律」)に基づき、振り込め詐欺等の犯罪被害金を東海ろうきんの口座に振り込まれた方からのご照会をお受けしています。詳しくは、各営業店または東海ろうきんお客さまセンター(フリーダイヤル 0120-226616)にお問い合わせください。ATMによる暗証番号変更のお取扱、1日あたりのATM利用限度額をお客さまのご希望により変更できるシステムの導入、ICキャッシュカード(磁気ストライプ併用)の導入、ATM異常取引検知システムの導入等、お客さまに安心してご利用いただけるようさまざまな対策を行っています。(2)インターネット・バンキング不正利用防止への取組個人・法人のお客さまに安心してインターネット・バンキングをご利用いただくため、「暗号化方式の採用」「追加認証」「ワンタイムパスワードの活用」「パスワード生成機の配付(法人IBのみ)」「EV SSL 証明書の採用」等の対策をとっています。また、ワンタイムパスワード未利用のお客さまに利用限度額の引下げやPay-easy(税金・各種料金の払込)の払込回数制限を行い、不正利用被害の抑制対応にも取組んでいます。(3)盗難通帳、インターネット・バンキングによる預金等の不正な払戻への対応について個人のお客さまがご自身の責任によらず盗難通帳、盗難・偽造カードやインターネット・バンキングによる預金等の不正払戻の被害に遭われた場合は、東海ろうきんに過失がない場合でも、被害の補償を行います。※個別の事案により、被害の補償対象外となる場合および補償額の一部減額となる場合があります。「商品・くらしの活動交流会」ろうきん出展ブース2023年度に当金庫の職員によるライフプランセミナーが4回開催され、のべ50名の組合員が参加されました。- 18 -「投資信託・iDeCo・NISA」セミナー■金融リテラシーを高める取組●学生向け金融教育講座■地域の生活協同組合との連携ろうきんは、労働組合や生活協同組合などの働く仲間が、お互いを助け合うために資金を出し合って作った協同組織の福祉金融機関です。ろうきんの会員組合員、生活協同組合の組合員の皆さまとその家族に寄り添っていくために、同じ協同組合組織である地域の生活協同組合と連携を深め、「より良い地域社会」の実現に向け、取組を進めてまいります。2023年度は、生活協同組合との連携強化により、相互の認知度を高めるため、以下の取組を実施しました。●商品・くらしの活動交流会「商品・くらしの活動交流会」に、「ライフプラン・ローン等の相談コーナー」を出展しました。

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