東海労働金庫ディスクロージャー2024 CSR編
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東海運営推進会議(中部電力労働組合岐阜総支部 執行委員長)■課題「知らせる活動・知ってもらう活動」の難しさを感じています。いかに「知らせる活動」を工夫して推進していくか。各会員が真剣に向き合わなければならない課題であると認識する必要があります。推進議長を仰せつかり初年度を迎えることとなりました。AIを活用した技術の進化が加速する中でかなりのスピードで時代は進化しています。時代のニーズに合った“ろうきん運動”を推進していかなければなりません。その一環として、「ろうきんファンづくりプロジェクト」を立ち上げ、その中で出された声や考え方をまとめたうえで、東海運営推進会議/地区運営推進会議の中で論議し、各会員の「RKK(ろうきん活動計画)」に反映していきます。それには推進機構に携わるすべての皆様のご理解とご協力が必要となります。皆さんと協力し合い組合員の皆さんの「安心・安定」に繋げていく、そのスタートとなる1年にしていきたいと思います。- 14 -社会的責任と貢献活動ろうきんには、他の金融機関にはない独自の組織があります。それが、「ろうきん推進機構」です。各労働組合の代表者で構成された自主組織で、労働組合が取組む労働者の福祉増進活動や、組合員に対して行う日常の世話役活動の中から出てきたさまざまな意見や要望などをろうきんとともに議論し、ろうきんの経営政策、商品やサービスに反映させる組織です。東海ろうきんは、2020年度~2024年度の5ヵ年を第9期中期経営計画期間として、同期間における生活応援運動5ヵ年推進方針を推進機構とともに策定し活動を展開しています。2023年度は長期ビジョンである「伴(とも)に歩み 共(とも)に生きる 働く人たち左から東副議長、足立議長、勝田副議長の生涯に寄り添い続ける福祉金融機関」を実現するために「生活設計」「生活防衛」の基本取組として財形貯蓄・エース預金のスリーアップ運動、「生活改善」の取組として、アンケートの実施やクレサラセミナーの開催、「生涯生活設計支援」の取組として資産形成セミナーの開催を「ろうきん推進機構」の主たる役割として掲げ活動を展開しました。今回は、推進機構のトップである東海運営推進会議の足立議長に、議長としての抱負、推進運動と課題、推進機構とろうきんがめざすべき姿についてインタビューしました。更には、ろうきんの生い立ちは他の金融機関とは異なり「働く人たちが、お互いを助け合うために、労働組合や生協など、会員団体の出資によって設立された協同組織の福祉金融機関」であり、唯一の働く人たちのための金融機関となります。組合員がお互いに預金を結集し、そのお金を困っている人たちに低金利で貸出す。こうした「相互扶助の精神」によって、多くの組合員の生活が守られており、ろうきんの存在意義であると考えています。しかし、ここ最近、相互扶助の考え方が会員・ろうきん共に希薄になりつつあるのではないかと感じています。東海三県のすべての推進委員長と連携し、推進委員の皆さんに、今一度、ろうきんの生い立ちを丁寧に説明し、相互扶助の精神につながるろうきん運動を推進していくことが大切だと考えています。推進機構側は、ろうきん運動の基本である「組合員の生活応援運動(生活設計・生活防衛・生活改善)」の推進に向けて、さまざまな活動をRKK(ろうきん活動計画)に落とし確実に実践していく。ろうきん側は、その活動のサポートとしてキャンペーンやセミナーなどを展開していく。推進機構とろうきんが「縦串と横串」としての機能を果たし合うことで、相乗効果が生まれ良質なサービスの向上につながり組合員の幸せづくりに貢献していく。ただ単に活動をこなすのではなく、「何のために、この取組をするのか?」といった目的をしっかりと持ち続け、カウンターパート機能の役割を常に発揮できる関係をめざしていきます。■推進機構とろうきんがめざす姿■今年度の抱負足立 真一 議長ろうきん推進機構の取組■東海運営推進会議とは

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